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【ガイド記録】2026.1/17 元山上・千光寺から高安山を経て信貴山へ


生駒山系南部 千光寺から朝護孫子寺へ縦走

山旅ガイドサービス・お試し企画として出発した今回の日帰り山旅は生駒山系南部を元山上・千光寺から高安山を経て信貴山・朝護孫子寺へと縦走する健脚向けプランとなりました。

当日朝は近鉄生駒線・萩の台駅にて集合。準備と体操を済ませて出発しました。

竜田川を渡って住宅街を過ぎると狭い谷に棚田が広がる農道を歩きます。

千光寺へと至る鳴川谷は岩に彫られた摩崖仏が有名で古くからの信仰の痕跡を今に残しています。

千光寺は役行者が大峰山・山上ヶ岳を開山する前に修行していた場所にあり、元山上という別名があります。境内は静かで最奥部にある行者堂では数名の信者の方々が勤行をされていました。行者堂付近から裏行場に行くこともできますが険しい難路につき、今回は千光寺を出て周囲を回って登る表行場を行くことにしました。

表行場は通行する人も少なくやや荒れていましたが、西の覗き岩を経由して鳴川峠へ到着。ここから生駒山系主稜線に入ります。

稜線に出てからは生駒信貴スカイラインを横目に歩き、鐘の鳴る展望台へ。ここは非常に眺めが良い観光スポットになっています。

十三峠に到着して休憩。大阪方面の展望は黄砂の影響で霞んでいました。

高安山(487m)に到着しました。展望のない山頂ではありますが2等三角点が埋まっています。樹林越しに高取山レーダーアンテナが少し見えたのでそちらに方へ足を伸ばしました。

大阪の街からも眺めることができるこの高安山の気象レーダーはまだ現役で天気予報を支える拠点となっています。

高安山から信貴山方面に向かいます。スカイラインを横切ってしばらく進むと左に分岐があり、戦国時代に城の倉庫が置かれた礎石群を見ることができます。古来信貴山は数々の軍事拠点が置かれ、大阪から奈良へ入る際の大和川の要衝を抑えるために重要な場所でした。最後に信貴山城の主となった戦国武将の松永久秀は君主の織田信長に反旗を翻し、信貴山城を包囲され滅亡。その後は廃城となり現在に至ります。

信貴山(437m)の頂上からは東に奈良盆地、南に二上山、大和葛城山、金剛山を遠望することができます。

山頂から石段を下ると朝護孫子寺に到着しました。こちらは聖徳太子の開刹で毘沙門天をご祭神とし、商売繫盛・開運招福・心願成就に特にご利益があるとされています。またお寺の象徴として寅が有名でタイガースファンも足しげく通う場所ですね。本堂の前からは奈良盆地の大展望を眼下に収めることができます。

お寺のシンボル・巨大な張子の虎の前で記念撮影をして境内にある虎まんじゅうをいただきました。あつあつ焼きたての虎まんじゅうは大変おいしかったです。

近鉄生駒線・信貴山下駅へ到着。今日はロングコースで歩行距離17.8km、休憩を含めた歩行時間は8時間半にも及びました。しかし本当にお天気が良く風もない暖かな一日で予定通り縦走を完了することができました。ご参加の皆様、今回も誠にありがとうございました。また別の山旅でご一緒しましょう!

山旅ガイドサービス 井上


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