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【ガイド記録】2026.1/23-24白石湖トレイルとオハイブルー


尾鷲の海と山、海鮮グルメを楽しむ山旅へ

今季最長寒波が押し寄せる中、山旅ガイドサービスでは尾鷲の海と山、そして幻の牡蠣料理を楽しむ山旅を楽しんでまいりました。

白石湖トレイルを歩く

大阪を出発し初日は白石湖トレイルを歩きます。白石湖トレイルとは大台ヶ原から流れ出る清流、船津川が注ぎ込む汽水湖・白石湖をぐるりと囲む稜線に作られた登山道です。折からの寒波に近畿北部が大雪に見舞われていましたが、尾鷲に到着すると快晴のお天気。ゆっくり準備を整えて体操も済ませて歩き始めました。渡利神社から登山道に入ります。

今回のコースは稜線上を歩くので所々展望が利いて美しい景色を望むことができました。

登山道は大変歩きやすく整備されています。

これまで歩いてきた稜線が見え、白石湖の湖面にたくさんの牡蠣いかだが浮いているのが分かります。

白石湖トレイルの生熊山に到着。山頂直下はかなり急登でしたが、山頂付近から望む展望に疲れも吹き飛びます。

下山路も所々急で滑りやすい道となり慎重に歩いて下山しました。

今回お世話になる宿舎は料理民宿ささきです。白石湖のすぐ横にある宿舎でこじんまりとしたお宿ですが、この時期の牡蠣料理は絶品!

夕食は牡蠣がメインの海鮮料理です。この時期に白石湖でしか取れない牡蠣は渡利牡蠣と呼ばれ、流通量が少ないため幻の牡蠣とも呼ばれています。大台ヶ原の清流が流れ込む白石湖は塩分濃度が薄く、臭みのない身がしっかりとした濃厚な味の牡蠣となります。おかみさんによると今年は夏の暑さの影響も少なく、粒ぞろいの牡蠣が上がっているとのこと。生牡蠣も牡蠣鍋も非常においしく鮮度抜群の海鮮をいただくことができました。今年の夏山の計画相談にも花が咲き、大満足の夕食となりました。

2日目は今話題のオハイブルーを目指す

2日目の朝食も牡蠣の天ぷらなど大ご馳走をいただいて元気に宿を出発です。

オハイブルーとは大配(おはい)という断崖絶壁の上から望む美しい海面のことで、九鬼漁港から徒歩約1時間半ほどの場所にあります。特に午前中の光線が差し込む時間帯が美しいとされています。戦国時代に九鬼水軍が生まれた九鬼漁港を通り過ぎて集落に入るとくねくねと曲がりくねった路地を進んでいきます。

集落奥に行くとニホンジカの群れが歩いていました。現在では空き家も多くひと気がないので、人間が通っても何食わぬ顔です。

集落と森の境界には昔に築かれたシシ垣が今も残っています。かなりの長さで石垣が積んであり高いところでは1.5m以上の場所もあり、現在はその役目をはたしていませんが集落の農地を守るという先人の執念が感じられました。登山道からは時折太平洋の眺めがあり、午前中の好天に光る凪いだ海を眺めながら進んでいきます。

森の中から海岸に降りていく道に入ってしばらく歩くとついに大配の海岸に到着。

オハイの絶壁に立って記念写真を撮影。しっかりとした岩場なので危なくはありませんが、見ている方がはらはらするほどの高度感があります。

冬の角度の低い太陽光を浴びて海面が青く光っています。これがオハイブルーと呼ばれ、近年多くのハイカーを呼び寄せる魅力となっています。しかし九鬼港からここまではアップダウンのある登山道が続き、天候や装備によっては危険でケガや遭難騒ぎも起こっているとのこと。海岸の楽なハイキングと思っていると意外に体力を削られる道が続いています。

大配から登山道は続いて大展望のハカリカケ岩へ到着しました。

この岩からの大展望は太平洋が一望でき、ゆるやかな丸みを帯びた水平線を眺めることができました。風がなく日差しもありゆっくりと昼食休憩を取ってくつろぎます。寒波の影響もなく海上の大展望を楽しみながら、次は山頂へ。

頂山(いただきやま)の山頂に到着。下山は少々急な登山道を歩いて九鬼漁港へと下山しました。帰路は尾鷲のおさかな市場おととに立ち寄ってお土産を買い、大阪に向けて出発すると雪雲に包まれて一時吹雪の状態となり、山歩きの時にだけ展望に恵まれて大変幸運でした。海と山、そして海の幸を満喫し、今年の山行計画もたくさんできて充実の山旅となりました。今回ご参加の皆様、誠にありがとうございました。

山旅ガイドサービス 井上


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