孵化予定日まであと3日

12/29(月)の孵化予定日まであと3日となり、以降転卵を続けると孵化に支障があるという情報もあるので自動転卵機能を停止しました。これまで暗い部屋で卵にライトを当てて、内部が生育しているか確認する作業・検卵もしてみました。しかし他HPなどで紹介されている血管が透けて見えるなどの生育の様子を確認することができず、加えて生育途中の卵を出して複数回検卵するのは温度低下を伴うのでしないほうがいいとされています。その情報を見てからは検卵など余計な手を加えていませんので、本当に孵化するのか分からないところです。
有精卵を温めて家庭で養鶏すると宣言した後は周囲からいろいろな意見をもらいました。昔の時代を知っている方からは「子どもの頃はほとんどの農家で普通にニワトリを飼っていて私も世話をしていたよ」「うまく育ってたくさん卵が採れるといいね」などと懐かしさとともに激励の感想をいただいたり、ガイド仲間からは「子どもの教育にいいからがんばれ」という肯定的な意見もあれば「外に出ることが多いのに世話はうまくできるのか」「独立したてでガイド業も軌道に乗ってないのにそんなことしてる場合か」←(その通りで耳が痛い)などと手厳しい意見もいただきました。家庭の中では子供たちはひよこの誕生に期待をよせているのですが、妻からは白い目で見られています。
しかし、私も初めてのことなのでうまく行くかどうか確信は持てないけどやってみないと分からないし、無事孵化すればある程度大きくなった時に春になるので、そうすると庭の野草をたっぷり食べて健康に育ってくれるのではないか、そうすると草刈りの手間も少し省けるかも、などと思いながらニワトリが地面をつつきながら歩いている牧歌的な光景を夢想しているのです。もちろんひなから大きくなるのはすぐなので、外に鶏小屋をつくらないといけないし、周辺の森にはタヌキやアライグマ、イタチや野良猫がいるので、小屋の安全対策もかかせません。またえさや住環境のことも考えないといけないのでやることはたくさんあります。



とはいえまだ真冬ですので誕生したひよこを育てる育雛箱を作らなければなりません。テキストなどを見て育雛箱の構造を知り、家にある段ボールでヒナを育てる箱を作成しました。2つの大きな段ボールを連結し、保温用のひよこ電球を組み込み、ひよこ電球が入っているところは寝る場所、上を開けている箱は水やえさを取り、運動する場所に分けて組み立てました。

最後に真ん中を仕切る手ぬぐいをホチキスで留めて完成です。敷料としてのもみ殻なども手に入れていますので、あとはひよこの誕生を待つのみ。果たして10個中いくつの卵が孵化するか、あと少しの時間を楽しみに待ちたいと思います。
山旅ガイドサービス 井上
