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【ガイド記録】2026.1/11 小野アルプス縦走


日本一低いアルプスを縦走する

兵庫県小野市にある標高200mに満たない山々の連なりが『日本一低いアルプス』小野アルプスと呼ばれていることをご存じでしょうか。最高峰は惣山(198m)で別名小野富士と称され、小野アルプスの主稜線には12もの小ピークが並んでいます。年明け最強寒波が押し寄せる中、小野アルプスの縦走コースをご案内してまいりました。

集合はJR加古川線・市場駅です。エアコンの利いた待合室とトイレがありますが、コンビニや売店などはありません。体操を済ませて歩き始めます。

駅からしばらく歩くと白雲谷温泉ゆぴかの前を通り過ぎて登山道に入ります。

縦走路にはこまかなアップダウンがたくさんあり、次から次へと山頂が現れるので飽きることがありません。

冬枯れの木々を彩る赤い実は常緑の葉につく実はソヨゴの実、トゲのあるツルの分岐につく大きな実はサルトリイバラの実です。サルトリイバラの別名はサンキライですが、それを漢字で書くと山帰来となります。その名前の由来は古くサンキライの根が解毒や体質改善のための生薬に用いられていたことから、病人が山でサンキライを摂取し、無事に山から帰ってきたという故事によります。また5月頃の開ききった丸い葉は関西以西で餅を包むのによく使われました。

コースも中盤となり小野アルプス最高峰の惣山(小野富士)を過ぎると、峠に下り樹林越しに岩山が見えてきます。

そして今回の縦走の目玉である紅山(182m)の登りにかかります。この巨大な一枚岩の登りは平均斜度が約40°にも達し、最高は50°近くにもなる岩場です。浮石などは殆どなく足場はしっかりとしているので落ち着いて三点確保を意識して登ればいいのですが、この日は強風と寒気であられまで降ってくる条件でした。

岩溝にうっすらと残るあられを見ながら慎重に登っていき、無事紅山の山頂に到着。

山頂からは淡路島や明石海峡大橋、六甲山方面まで一望できる大展望に恵まれて、ゆっくりと休憩を取りました。

紅山からさらに2座の山頂を経由して福甸峠へ。ここからは小野町駅まで舗装路を歩きます。今回はご参加人数が少なかったので行動終了後、ガイドの移動車にて鶉野飛行場跡を見学し、帰路につきました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

山旅ガイドサービス 井上


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