春の五島列島 しま山の絶景とグルメ・椿・観光を楽しむ
早春の五島列島は椿の花がきれいな季節。しま山の低山と観光、ご当地グルメをご案内しました。伊丹空港から福岡空港で乗り継ぎ、五島福江空港まで小型機での移動となります。

五島列島・福江島のシンボル 鬼岳へ


福江島に到着して空港で荷物を受け取り、まずは港にある小さな食堂で腹ごしらえ。日本三大うどんに数えられる五島うどんを頂きました。五島うどんの特徴は細めの椿油を練り込んだ麺にあご(トビウオ)の出汁でさっぱりと仕上げたうどんです。トッピングにかまぼこや梅干しが入っているのも特徴。あっさりしていますが旨味の深い、やさしい味で移動の疲れを癒してくれます。写真は私が注文した大盛なので普通はこんなに麺は入っていません。食後、専用車にて福江島のシンボル的な山、鬼岳の登山口へ移動しました。荷物の準備と体操を終えて出発。



素晴らしいお天気の中、爽快な稜線を登っていきます。海と山の景色が抜群に美しい、気持ちの良い登山道をゆっくりと歩きます。


ほどなく山頂に到着。鬼岳(315m)の山頂は壮大な展望に恵まれて、ゆっくり休憩を取った後、往路を下山しました。



下山後は鐙瀬溶岩海岸にあるビジターセンターを見学。五島列島の地理や歴史、人々の暮らしが分かりやすく展示されています。海岸の方に少し歩くと先ほど登った鬼岳を望むことができました。あの鬼岳の噴火で流れ出した溶岩の上にいると思うと自然の雄大さを感じられます。





鐙瀬海岸を後にして今日から2日間宿泊するホテルに到着。こじんまりとしたホテルですがお部屋がきれいで浴場もあり、快適なお宿にシングルで2連泊します。夕食は徒歩で福江島の名店へ。新鮮な海の幸と五島の郷土料理が自慢のいけす割烹・心誠へ。こちらは過去にミシュランにも掲載された名店で新鮮な料理に大満足。五島列島の初日の夜が更けていきました。
2日目 福江島のしま山・七ツ岳と教会巡り





2日目はしま山100選に入っている七ツ岳登山と福江島のキリスト教会巡りです。この日は午後から雨天予報だったので午前中に七ツ岳の登山。幹線道路沿いから登る最短コースで山頂を目指します。始めは整備された歩きやすい登山道ですが、山頂に近づくにつれて斜度が急になり険しい岩場が出現します。その岩場を乗り越えた先に七ツ岳山頂。頂上からは福江島の広範囲を眺望できました。しかし雨雲が近づいているので往路を早々に下山。下山して車に乗り込んだら雨粒が落ちてくるというベストタイミングで登山を終了することができました。



下山後はレンガ造りの堂崎天主堂や白亜の水ノ浦教会を巡り、東シナ海に面する福江島の港、辞本涯(じほんがい)へ。ここから遣唐使が旅立っていったというまさに日本最果ての地からは弘法大師空海も海を渡ったとされています。日のもとを辞す水際という意味の場所ですが、異国に渡る最後の土地ということを考えると浪漫を感じます。この後、大瀬崎灯台へ行く予定でしたが雨脚が強くなってきたので本日の行程は終了。ホテルに戻って休憩した後は夕食にでかけました。





本日の食事は四季の味 奴です。こちらも過去ミシュランに掲載された地元の人にいつも人気の割烹居酒屋です。今日は福江島で過ごす最後の夜なので奮発して船盛をご用意。食べきれないほどのご馳走三昧で大満足の夕食となりました。
3日目 中通島のしま山と世界遺産の教会へ





福江港を朝のフェリーで出発し、中通島の奈良尾港に到着しました。ここで専用車に乗り換えてまず島北部にあるしま山100選の番岳(443m)へ向かいます。山頂近くの駐車場までは狭い林道を通って到着。そこから徒歩約15分で番岳に登頂。山頂には休憩所と三角点、かすんで字が見えない看板しかありません。展望も360°と聞いていましたが周辺の樹木が生い茂って全くありませんでした。駐車場からあまりにあっけなく登頂してしまったので拍子抜けしてしまい一同大笑い。山頂で休憩を取って下山となりました。




下山後、有川港の近くにある五島うどんの店で昼食を取って、すぐ近くにあるクジラ漁の文化や自然を学べる鯨賓館を訪問。なかなか見ごたえのある展示内容で捕鯨文化と昔のひとの暮らしを垣間見ることができました。



有川港を出て今回初の世界遺産・頭ヶ島教会へ。石造りの荘厳な教会で目の前は砂浜の海岸が広がっています。静寂の中にも威厳を感じる教会でしばらくかつての信仰の篤さを感じることができました。そして最後にしま山100選に選ばれる山王山へ向かいましたが、こちらの林道がかなりの悪路で通行に時間がかかり、時間切れで山頂へのアタックをあきらめることに。無理をして余裕がなくなるより安全に下山した方がいいということで、本日の宿に向かいました。今日のお宿は奈良尾港にある民宿で夕食もそちらの宿でアットホームな雰囲気の中頂くことができました。
4日目 中通島の教会巡りと福江島の玉之浦椿




最終日は宿出発後、奈良尾集落のアコウの大木を見学しました。奈良尾神社の門前を守るように聳えるアコウの大木は圧巻。続いて海沿いの高台にあるカトリック桐教会を訪問。漁港をすぐ下に見るロケーションは大変美しいものでした。



観光タクシーの運転手さんは大変地元の教会に詳しく、その説明を聞きながらその後も、中ノ浦教会、若松大浦教会、土井ノ浦教会をそれぞれ見学。九州本土から離れた島しょ部にこれだけ多くのカトリック教会の信仰が根付いていることに感銘を受けました。




そして若松港からのフェリーに乗り、福江島に戻った後はタクシーで空港に向かいますが、その前に五島列島の椿のシンボルになっている玉之浦(たまのうら)椿が咲いているだろうとの予測で五島椿園へ。たくさんではありませんが駐車場の一角に数本のまさに見頃を迎えた玉之浦椿を見つけることができました。まさにこれが見たくて五島列島に来たといっても過言ではない名花です。最後に五島の象徴に出会うことができ、満ち足りた心で空港へ向かったのでした。今回ご参加の皆様、4日間の五島列島の山旅にご参加いただき、誠にありがとうございました。冬場に無理なく歩ける南国の山旅もなかなかいいものですね。今後も山と観光とグルメを織り交ぜたベストシーズンの山旅をご案内いたしますので、どうぞご期待下さい。
山旅ガイドサービス 井上
